ゲームとかについて思うこと

ほぼ自分用の手記みたいな感じです。ゲームとゲーム制作のことと、たまにそれ以外のことを書いていきます。

仮面ライダーの感想:その1 仮面ライダーエグゼイド

長い間溜まっていた、タイトルにある仮面ライダー作品の感想を書かせていただく。ちなみに観た順です。

 

第1回は「仮面ライダーエグゼイド」。

まさかの2頭身フォーム、「ゲーム×医療」という異色なテーマのストーリーなど、奇抜な印象が強いライダーだ。そのため、放送開始前は不安を感じるファンも多かったらしい。個人的には親しみ深いモチーフ・初めて触れた仮面ライダーなのでその点はむしろ入り込むきっかけになったかとも思う。

 

ストーリー

ライダーが、味方側だけで"エグゼイド"(アクションゲームモチーフ)、"ブレイブ"(RPGモチーフ)、"スナイプ"(STGモチーフ)、"レーザー"(レースゲームモチーフ)の4人がおり、ゲーム会社「幻夢コーポレーション」と、ゲームから生まれ"ゲーム病"を引き起こす「バグスター」という共通の敵を相手にそれぞれのライダーの思想が交錯する、というストーリーなのだが、それぞれのライダーとそれを取り巻く人物達のキャラの立て方が非常に上手く、きっちりとすべてのキャラクターに魅力が感じられるようにつくられている。前述のライダーの変身者4人はもちろん、暗躍する幻夢コーポレーション社長"黎斗"、謎に包まれたバグスター"パラド"も非常に人気が高いキャラクターである。

先の読めない展開も多数盛り込まれており、敵か味方か!?という緊迫感も魅力である。また、「ゲーム×医療」というテーマには、「一度失った命は、ゲームのように簡単に取り戻すことはできない」というメッセージが込められているのも特筆すべき点だ。

ライダーのデザイン

前述の通り、初期フォームである「レベル1」はまさかの2頭身。しかしそこからレベルアップした「レベル2」以降は普通の頭身になる。

変身アイテムは「ガシャット」と呼ばれるゲームカセット。変身ベルト「ゲーマドライバー」または「バグルドライバー」に差し込むことで変身できる。

それぞれのフォームは一つのゲームがモチーフになっている。例えばエグゼイドのレベル2ではアクションゲーム「マイティアクションX」(マリオっぽい)、レベル5ではハンティングゲーム「ドラゴナイトハンターZ」(モンハンっぽい)な

ど。特別なものを除けば基本フォームであるレベル2にアーマーが追加される形でフォームチェンジする。このアーマーのデザインにはそれぞれのゲームの特徴が出ていて、きっちり攻撃にも活用される。

また、単なるアーマーの装着だけでないフォームチェンジももちろんある。「マイティブラザーズXX」で変身する"エグゼイド ダブルアクションゲーマー"ではなんと二人に分裂し、「マキシマムマイティX」で変身する"エグゼイド マキシマムアクションゲーマー"では巨大なアーマーが現れ、それに入ることで一回り巨大化、「ハイパームテキ」で変身する最終フォーム”エグゼイド ムテキゲーマー”は”マキシマムゲーマー”でのアーマーを破り金色のボディとなり、無敵の力を得る。

変身音声はそれぞれのゲームの特徴を歌った短い歌になっている。ここ最近の作品すべてに言えることだが、子供ウケを狙いながらも伴奏の音が高クオリティで最高なのでYoutubeなどでいろいろ聞いてみることをお勧めしたい。「マイティブラザーズXX」、「デンジャラスゾンビ」がおすすめ

www.youtube.com

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デザインの全体的な印象としてはかなりポップでカラフルだが、抑えるところはしっかり押さえている、という感じ。

まとめ

奇抜なコンセプトの今作だが、それゆえに全作品の中でもかなり見やすい作品になっていると思うし、すごくきれいに収まっている作品だと思った。

少しネタバレだが、最終的に命を失っているキャラクターが比較的少ないというのも個人的には評価したい点だ。

あとはさっき書いたようにキャラクターがとにかく魅力に溢れている。クライマックスにはキャラクター達に感情移入してしまうこと請け合いである。演技が気になる、ということも特にないはずなので、仮面ライダーを観たことがない人にも是非オススメしたい作品である。