ゲームとかについて思うこと

ほぼ自分用の手記みたいな感じです。ゲームとゲーム制作のことと、たまにそれ以外のことを書いていきます。

誰も死ななくていいRPGー高校生によるゲーム研究 その1:Undertale

ブログっぽいことを書きたいと思ったのでゲーム研究という名のゲームレビューを書いてみる。

 f:id:neado31337:20170828170230j:plain

最初のゲームはUndertale。Tobyfox氏がグラフィックの一部以外1人で制作し、発売当初から海外で話題になったいわゆるインディーズゲーム。8月に公式日本語版がPC,PS4,PSVitaで発売された。

 

まずは自分とこのゲームの関係?について。

自分は英語版が発売された2ヶ月後ぐらいに電子辞書片手に遊んだけど結局自分の英語力が足りず物語を完全に理解することはできなかった。でもわからないなりに進めて6周ぐらいした。これでもストーリーの大まかな流れはわかったし大好きなゲームになった。その後有志の方々による非公式日本語パッチ(完成度はかなり高い。公式日本語版公開に合わせて配布を終了した)を使って遊び、このゲームへの熱はさらに深まった。

 

f:id:neado31337:20170828170514j:plain 

このゲームの魅力は無数にあるが、最初はゲームシステムの話。基本はドラクエに代表されるJRPGと同じだが、敵の攻撃がちょっとした弾幕シューティングを回避するという形になっていて、腕前次第で全くダメージを受けずに攻略することもできる。更に特徴的なのが「敵を見逃す」というシステムだ。「こうどう」というコマンド(あるいはそれ以外も)を駆使すれば敵と和解して平和に戦闘を終わらせることが可能というもの。もちろん普通に倒すこともできるので全てプレイヤーに委ねられているのだが。

 

次にストーリーについて。

こういうレビューではネタバレを書きたくないという思いもあるので細かく書くのは避けるが、魅力的なキャラクターととんでもない一つのアイディア(これが書けない所)をうまく混在させた非常に完成度の高いものとなっている。こればっかりはプレイしてもらうしかない。

 

続いてさっきも触れたキャラクターの話。

ボスからモブキャラまでデザインは多種多様で、モンスターなのに人間味溢れる奴ばかりである。あとなぜかやたらイヌが出てくる。個人的なお気に入りはサンズとアルフィー。それぞれジョーク好きだったりアニヲタだったりするのだが、もちろんそれだけでは終わらない。これもやっぱりプレイして確かめてもらうしかない。

作者は相当なイヌ好き。それも異常なほどの。

 

そしてこのゲームを語るのに外せないのがなんといっても音楽。

レトロなグラフィックに合わせたチップチューン+αでつくられている。曲の完成度が高いのは言うまでもないが、このゲームの音楽の特徴は、簡潔に言えば「音楽が演出の一環として組み込まれている」ということだ。関連性のある曲には同じフレーズが入っていたり、細かいものでは逆再生・減速再生ネタも入っている。これも細かく語ればネタバレになるのでやはり…

 

余談というか宣伝になってしまうが、このゲームのBGMが好きすぎて

www.youtube.com

 ↑こんなものまで作ってしまった。再生数はこれを描いてる時点でほぼ10万(!)で、海外中心とはいえ今まで僕がつくってきたものの中でダントツの反響の大きさ。コレもこのゲームが好きな理由かもしれない。音質とかの懸念があったり、ありがたいことにこの動画きっかけでチャンネル登録者数が増えてることもあり次も何かつくろうとは思ってる。

 

…話を戻します。 

まとめ的なもの

タイトルに研究とか書いてしまった以上、まとめも兼ねてこのゲームが面白い理由を書いてみようと思う。それはゲームに入っている要素すべての質が高いことと、その要素すべてがうまく組み合わさって独特の物を形成していることではないだろうか。ちょっとふざけた要素とか全然そうじゃない要素含めて、独特の「Undertaleらしさ」が形成されているのが魅力につながっているのではないかと思った(これは多くの成功したゲームにつながることかもしれないが)

ついでに言えば、このゲームがファンからの根強い人気を保っている理由はやはり二次創作のしやすいキャラクター達だと感じる。やってもらえれば分かるが、とにかくいろいろな人のニーズに応えているのだ。

 

ネタバレを気にしすぎてあんまり細かく書けてない事からもわかる通り、とにかく何もかもやらなきゃわからないゲーム。PC版は980円、PS4PSVita版は1640円と非常にお手軽価格なので、もしまだやってないならとにかくやってみてほしい。そしてこれはみんな言っていることだが、前情報を入れずに(出来るならこういう記事もあまり見ずに)プレイすることを勧める。必ず後悔することになるので。